OHSAS(労働安全マネジメントシステム)とは「Occupational health and safety management system」の略で、従業員の業務上の労働安全と衛生に関するリスクを洗い出し、対策を立案し、これを実施し、改善する仕組みを導入することで、問題発生の可能性を低減させることを目的としたマネジメントシステム規格の総称です。
OHSASはISO化されていませんが、厚生労働省の発行する「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(厚生労働省告示第53号)」のほか、「OHSAS18000シリーズ」「JACO OHSMS規格」など複数のマネジメントシステム規格が発行されています。
組織全体に労働災害の防止の仕組を適用し、事故の減少や防止を図るとともに、従業員のメンタルヘルスや健康の増進などを進めることがOHSASの狙いです。
なお、現在OHSASはISO45001(労働安全衛生マネジメントシステム規格−要求事項及び利用の手引)として2016年の発行を予定されています。 |